50.1%から4%台へ激減するアパレル国産比率。
“メイドインジャパン”を世界ブランドへ

アパレル製品の製造がコストの安い海外にシフトした結果、日本国内におけるアパレル品国産比率は1990年の50.1%から2009年には4.5%まで減少しました(経済産業省「繊維・生活用品統計月報2010年」)。しかしながら、世界の名だたるアパレルブランドは、“メイドインジャパン”への信頼が高く、製造を日本の工場に委託しているケースが多々あります。
世界から絶賛されるメイドインジャパンがまさに失われようとしています。ファクトリエのミッションは、この状況を変えることです。

「メイドインジャパン」の全ての工場が、海外生産に負けない高い技術を持っているわけではありません。ファクトリエは、これまで全国400以上の工場に直接訪問し、世界で戦える技術や誇りを持っていると判断した、まさに一流の工場のみと提携しています。その中には、某世界的有名ブランドの商品を作る工場も含まれています。

MESSAGE

ファクトリーブランドという言葉は馴染みがないかもしれませんが、馬具工房として創業したエルメス、トランク製造工場から始まったルイヴィトン、カバンの修理工場だったグッチ等、世界の有名ブランドは元々、小さな工場(ファクトリー)から生まれました。職人の手がける傑作の一品を店頭で売るというシンプルな商売。20歳の頃、パリのグッチで見習いとして働く機会を得た私は、このルーツを知りました。

翻って日本を見れば、アパレル工場が不利な立場に置かれており、このままでは世界に誇る日本の技術・職人が途絶えてしまうという危機感があります。長引く不況と円高、ファストファッションブームにより、メーカーが低コストな海外生産にシフトした結果、国内におけるアパレル品国産比率は1990年の50.1%から2009年には4.5%まで減少しました(経済産業省「繊維・生活用品統計月報2010年」)。

さらに構造的な問題として、工場で商品が生み出され店頭に並ぶまでに、商社や卸等の中間業者が介在し、メーカーが低価格な商品を好めば好むほど、そのしわ寄せが工場に直接きてしまっている現状もあります。結果、工場は過剰な原価抑制を強いられ、倒産や人員削減が続いています。

今も、世界の有名ブランドの多くは、今でも日本の工場で作られています。もしメイドインジャパンがなくなれば、連綿と受け継がれてきたメイドインジャパンは消えてしまうでしょう。この状況を変えるには、アパレル業界の構造改革が必要と考えています。最高の品質とデザインを併せ持つ商品を、直接お客様へお届けすることで全国各地の工場の伝統が息づいたものづくりに、その手で直接触れてほしい、と思います。ここから、メイドインジャパンを、世界へ。
ぜひご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

PROFILE

1982年熊本生まれ。1917年創業の老舗婦人服店の息子として、日本製の上質で豊かな色合いのメイドインジャパン製品に囲まれて育つ。大学在学中、フランスへ留学しグッチ・パリ店で勤務。2012年1月、ライフスタイルアクセント株式会社を設立し、同年10月に「ファクトリエ」をスタートさせる。年間訪れるものづくりの現場は100を超える。
2018年より経産省「若手デザイナー支援コンソーシアム」発起人、毎日ファッション大賞推薦委員。著書「ものがたりのあるものづくり ファクトリエが起こす『服』革命(日経BP社/2018年)」

SERVICE

ABOUT US

日本初の工場直結ジャパンブランド「ファクトリエ」

ファクトリエは、ファクトリーブランドに特化した事業展開を行っています。ファクトリーブランドとは、アパレル工場の“名前”で製造・販売を行う商品やブランドのことです。ファクトリエが目指しているのは、服そのものよりも有名ブランドの“タグ”がもたらす安心を買う現状に、新たな価値観を提示すること。何かアイテムを一つ手に取れば、きっとその良さに気づいていただけるはずです。

コンセプト

工場に適正な利益を。お客様には従来の「2分の1」の価格で、最高の商品を。工場で商品が生み出されて店頭に並ぶまでには、商社や卸などの中間業者が介在しています。メーカーが低価格化を推進させればさせるほど、工場は過剰な原価抑制を強いられ、倒産や人員削減に陥っているのが現状です。工場がしっかりとした利益を確保していくためにファクトリエが構築したのが、中間業者を完全に排除し、“作り手(工場)”と“使い手(消費者)”をダイレクトに結び付ける「工場直販」というビジネスモデル。流通構造をシンプルにしたことで、従来であれば2万円のアイテムを1万円でお客様にご提供できるだけでなく、工場も多くの利益を確保することができます。工場には適正な利益を、お客様には適正な価格で最高の商品を──。それがファクトリエのコンセプトです。

ミッション

語れるもので、日々を豊かに。

ファッションアイテムを購入する際、これまでの物差しはトレンドや価格でした。
私たちは既存の軸に、「作り手の想い」という新たな価値基準を加えます。

全国津々浦々、私たちはものづくりに熱い想いを込める人たちと出会い、彼らのクラフトマンシップに魅了されてきました。
想いは技術になり、品質になり、ものがたりになる。人の心を動かすのは、人の心。
作り手の技巧や知恵、情熱は使い手に感動を与え、ライフスタイルを豊かにしてくれます。

クラフトマンシップの魅力を伝えることなら、私たちはどこにも負けません。世界一の”伝え手”となって、作り手のものがたりを使い手に届けていきます。

バリュー

私たちは以下の行動指針を大切にし、目指す未来を実現していきます。

工場とファクトリエ

COMPANY

会社名
ライフスタイルアクセント株式会社
英社名
LIFESTYLE ACCENT INC.
本社所在地
熊本県熊本市中央区手取本町4-7
東京オフィス
東京都中央区銀座8-12-11 第二サンビル3階
設立
2012年1月20日
代表取締役
山田 敏夫
事業内容
メイドインジャパンの工場直結ファッションブランド「Factelier(ファクトリエ)」の展開